新年あけましておめでとうございます。

私たちを取り巻く環境は、いっそうの困難をまねき、自然環境では　この先数年後の地球を本気で心配することにもなってきました。

わたしたちの事業においても、高齢化、少子化といった状況にまさに直面しています。

わたしたちの仕事とはいったい何なんでしょうか。

医療、介護、保育といった仕事は、いずれも人へのケアにかかわるものです。この先どのような社会になろうとも、間違いなく必要不可欠な仕事です。それは、人が幸せになるために、充実した人生を送ることに必ず貢献する仕事だからです。

質の高い医療ケア、生活ケア、養育ケアのもとでこそ、すべての人が健康で、豊かに長生きできるのではないでしょうか。私たちの携わる仕事には、必ずそれらを見出す魅力があります。決して仕事から意味や喜びを失ってはいけないと思うのです。

そのわれわれが、有意義な仕事を感じるために欠かせないものは、人を思いやり、協力し共有するといった人とのかかわりです。それらを表現できる環境でこそ、生き生きと仕事ができ逆にそれらが抑制される状況では苦痛すら感じるものとなるでしょう。

大切なのは、実際に会って話をすることです。すべての弘善会職員同士が互いの違いの中にも、お互いの可能性を見出すことのできる一年にしたいと思っています。

経済環境も一層の厳しさを増す中、私たちの仕事をより強固なものにするためにこの一年ともにがんばりましょう。