書籍「知っといてぇや」のご紹介

高次脳機能障害を知っていますか？当事者の手記と言語聴覚士の共著(発売日2018年5月4日）

見えない障害といわれる高次脳機能障害は、病院で診断を受けていない人も多く、患者数さえ把握できておらず、この障害についての啓蒙活動が必須であると感じています。

昨年、当院に入院していた下川眞一さんの手記に出会いました。8年前に発症、その後、なんども社会復帰を試みるも、障害のために断念。「自分ができることはこれしか残っていない」と、当事者ならではの気持ちをノートに書き綴っていたものです。

当初、医療従事者向けに出版したいと考えていたのですが、手記をみた一般の人からの反応が大きかったため、手記だけでなく医療知識と社会情勢について書き加えた形で出版しました。

出版後は、家族会などの反響も頂き、現在600冊を超えております。医療や介護保険制度のはざまで苦しんでいる当事者や家族さんについて一人でも多くの人に読んでほしいと願っています。

弘善会学会では受付で販売していますので、ぜひお手に取って下さい。

売り上げは家族会の運営に使われます。　　（矢木脳神経外科病院　言語聴覚士　主任　西村　紀子）

この本の詳細はこちらから→