弘善会

 

先日、矢木理事長が医事指導をしている、現在放送中の朝ドラ『スカーレット』の撮影現場を見学してきました。NHK朝ドラは半年ごとに交互に東京・大阪にて撮影されており、スカーレットは大阪城近くの大阪NHK放送局で撮影が行われています。矢木理事長をはじめ、当法人医師が医事指導に携わっています。NHKは受信料を基に放送しているので、民放テレビ局以上に医療現場の正確な再現に気をつけているとのこと。撮影が始まるまでにも、NHKの担当の方が矢木脳神経外科病院を何度も尋ねられ、熱心に実際の医療現場について勉強していらっしゃいました。

 

スタジオの中には、1980年代後半の病院を再現したセットが作られていました。番組スタッフの方々はたった1日で設営されたとのこと!セット自体は出来たばかりでピカピカのはずですが、わざと廊下のヒビを再現されておりとてもリアル!最近では見かけなくなってきた、水銀の血圧計やステンレスの舌圧子も置いてありました。当法人老健施設長 白倉は以前在籍していた病院の設計図を確認した経験より、今回の医事指導では、実際にセットの設計図の確認や出来上がったセットの確認を行いました。また、待合室に掲示されている張り紙などの作成においても医事指導を行いました。

 

医療監修の流れとしては、①セット確認⇒②リハーサル見学⇒③本番確認 の流れで行われました。カルテの置き場所など、スタッフの方々からも質問があり、より良いシーンを作ろうと細部までこだわっていらっしゃしました。撮影が進む中で、例えば、矢木理事長が「診察室の机回りに何も無いよりも、メモ等が貼ってあったりした方がリアル。カレンダーにも検査予定など記載していた方が自然。」「この当時だと看護師はナースキャップを付けている」等と助言し、スタッフの方々もすぐに対応しようと動かれていました。

 

リハーサルから本番にかけて、出演者の皆さんは何度も同じお芝居をされており、とても集中しながら撮影されていました。スカーレットには多くのスタッフの方々が関わってらっしゃり、とても真剣に、時には和やかに撮影に臨まれていました。