弘善会

 

 

 

新人看護師研修を「看護専門職として基本的な知識・技術・態度を習得する」を目的で、1年間とおして行っています。新卒看護師を平成28年から受け入れるようになり、大阪府から授与している新人研修事業補助金で購入した、看護技術シュミレーターモデル(静脈用腕・吸引・導尿・浣腸シュレーター)を使い実技研修を行っています。

今回は、清潔操作・安全な手技の習得のための看護技術研修の一環として、尿道カテーテル留置・摘便・浣腸についての実技研修を実施しました。ネラトンを挿入すると実際に液体が流出するため、受講生は試行錯誤でしたが、成功した時の達成感も味わうことができ、楽しみながら学習できました。また、羞恥心に配慮したケアの重要性を学んでもらうため、よりリアリティーが出るように、シュミレーターに工夫を加えた患者モデルに、実際に声掛けを行い、実戦さながらのケアを行えるように実施しました。研修は動画撮影を行い研修生、指導者と共に振り返りも行いました。

平成31年度は8名の新卒看護師が内定しています。補助金を活用しより充実した研修ができるように楽しみながら確実に看護技術が習得でき、患者さんに安全で安心な看護を提供できるように研修を積み重ねていきたいと思っています。

(矢木脳神経外科病院  看護部長 冨田 倫代)