脳ドックとは
病気が起こる前に、脳の健康診断を行うことです。
脳ドックの目的は、自覚症状がない方にMRIなどの撮影により、脳や脳血管疾患の危険因子を発見し、それらの発症や進行を防止しようとするためのものです。
特に生活習慣病ともいわれる脳卒中は、一度発症に至ると後遺症を残すケースや、時に重大な結果を招くことのある病気です。
当院では脳ドックの主検査であるMRIは最新機種(3.0T)を導入しており、脳血管疾患の検出精度は非常に高くなっております。 >設備情報はこちらから
こんなお悩みありませんか?
次の症状をお持ちの方や思い当たる方には脳ドックの受診をおすすめします。
- 物忘れがひどくなった
- のぼせがある
- 頭痛もちである
- 頭重感がある
- 突然の頭痛におそわれたことがある
- めまいやたちくらみがする
- 耳鳴りがする
- 舌がもつれたり、話づらいことがある
- ものが見にくい、二重に見える
- 手足が震えたり、ものをよく落とす
- 手足が抜けるような発作をおこしたことがある
- 気が遠くなったり、目の前が真っ白になったことがある
- 以前から血圧が高い、狭心症や心筋梗塞になったことがある
- 親兄弟が脳卒中やくも膜下出血になったことがある(本人以外)
検査内容
最新鋭のMRI
脳ドックの主検査は、MRI(磁気共鳴断層撮影)ですが、当院では3.0テスラという最高レベルの解像度を持つ最新鋭のMRIを使用し、最高水準の高精度画像診断を行っております。撮影も短時間で可能となり、ご負担の少ない検査が可能です。
脳外科医による診断
高精度の鮮明な画像を的確に読影してこそ、重大な結果を招く可能性のある病気の予防・早期発見が可能となります。
当院では脳神経外科の専門医をはじめ経験豊富な医師による診断を行っております。
検査後のフォロー
単なる健診にとどまらず、脳ドック受診後、さらに精密な二次検査や治療の必要等が生じた場合にも、引き続き当院での治療が可能ですので、ご安心ください。
脳ドックで発見できる脳の病気 | |
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脳動脈瘤 | 脳の細い血管にできるコブのことです。 放置しますと破裂し、くも膜下出血を引き起こす場合があります。 |
脳梗塞 | 脳の血管が詰まる病気です。 自覚症状のない小さな脳梗塞が発見されることもあります。 |
脳腫瘍 | 脳の中に腫瘍ができる病気です。 良性腫瘍でも脳や神経を圧迫したり巻き込んだりします。 |
その他 | 生まれつきの血管の奇形である脳動静脈奇形や動脈硬化により頚部の動脈が細くなっている頚動脈狭窄症等があります。 |
脳ドックでは発見できない脳の病気 ※脳ドックでも、脳に関する全ての病気の予防発見が出来るわけではありません |
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悪性脳腫瘍 | 発病後、短期間に増大するものもあり、脳ドックで早期発見することは困難と言われています。 |
高血圧性脳出血 | 大半が高血圧により脳の微小血管が傷み血圧が急に上がった時突然出血するもので前もって調べても、原因が見つかりません。 |
認知症 | 今のところ将来の認知症を早期に予知することは困難です。 |
※MRIでの磁石や電波は、普通の場合は人体の影響は有りません。
ただし、次のような方は脳ドックは受けられません。
- 心臓ペースメーカー・人工内耳・義眼の方
- 体内に金属類を有しておられる方(脳クリップ、心臓人工弁、プレート、ステント、人工骨頭・関節、刺青)
- 妊娠、または妊娠されている可能性のある方
- 狭いところが苦手で閉所恐怖症の方
料金
脳ドック受診は完全予約制となります。
※人間ドックにつきましては、お引き受けできませんので、ご了承ください
脳ドックコース(約2時間) | 50,000円(税別) |
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脳だけでなく、脳卒中に結び付く動脈硬化、心臓疾患などを総合的に健診します。
検査項目:脳MRI検査、頸動脈超音波検査、採血・採尿、心電図、胸部レントゲン
脳MRI・MRA検査+頸動脈超音波検査(約1時間30分) | 40,000円(税別) |
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頭部の状態だけでなく、頭部へとつながる頸動脈の状態を超音波検査にて検査します。
脳MRI・MRA検査(約1時間) | 30,000円(税別) |
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脳の状態を一度チェックしておきたい方におすすめです。