弘善会

 

平成30年10月23日より25日の2日間にて、上海嘉定地域に所在する復華中日醫療健康産業基地へ松本部長と、汎設計の松村氏、中野氏と共に現地訪問に行ってきました。

国際事業部の取り組みにおいては、昨年7月に弘善会との技術提携調印式を行って以来、事業の展開がやや停滞状態にありました。中国においては、政治の統制によって事業の動きが大きく変わってしまいます。弘善会としてはその動きを止めることなく、水面下で動いており、若干の事業再開への手がかりがありましたので、現在までの進行状況を報告いたします。

現地では、昨年の上海訪問に比べ建物の建設は完成していました。当初イメージしていたデザイン通りでありましたが、内装は一切手が付けられておらず、日本では考えられない程の「空きテナント?」みたいでした。董事長(楊氏)によると、建物は1階の「展示室・イベントスペース」、2階の「健診センター」、3階「リハビリテーション・老健施設」、4階「老健施設と宿泊スペース」、5階以上は「宿泊スペース」の予定である事を、弘善会と汎設計に打診がありました。そこで、我々は建物の調査を行い弘善会が出来る最善の策を提案しました。

高齢化は中国の経済成長や財政にとって重荷になる一方、シルバービジネスという新市場が拡大する側面もあります。中国では、高齢者向け産業の市場規模が2030年に22兆元(360兆円)に拡大すると予想されています。この新たなビジネスチャンスを逃すことなく、日本の医療・介護の質を武器に「弘善会ブランド」を今後も提供できたらと考えております。又、伸展があればご報告させて頂きます。

それではまた!“再见”(また会いましょう)

弘善会リハビリテーション   法人担当課長  河村 公裕