弘善会

7月28日(土)アロンティアクラブにて、地域の社会福祉協議会などが支援する「こども食堂」に携わる方々を対象に「食物アレルギー勉強会」が行われました。

今回の勉強会は、地域の「子ども食堂」の方から食物アレルギーの勉強会を依頼された住之江区役所からアロンティアクラブに相談があり、今年の3月31日まで、住吉市民病院の院長として、長年アレルギー全般の相談や治療に対応されてきた矢木クリニックの舟本院長に講師をお願いすることで実現しました。

この日、安立、加賀屋、敷津浦、清江、住之江、平林の「こども食堂」の関係者の方、法人含め、36名の方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

勉強会では、「アレルギーとはこんなものですよ」「緊急時の対応」という基礎的な内容を中心に、食物アレルギー症状でもさまざまな症状があること、アナフィラキシーは、重症のアレルギー症状で、緊急の対応策に※エピペンがあること、またその使用方法、持っていない時の対応など、重要な事項を、大変分かりやすい表現で説明していただきました。

また、「こども食堂」などでの食物アレルギー予防のアドバイスとして、食べられる、食べられないの二者択一で対応するアドバイスもされました。食べたい、食べさせたい気持ちを汲んであげたいが、ご家族や主治医の的確な情報と、それに対応する対策はそう簡単ではないからです。

舟本院長からは、それでも、大切な地域活動にあたるうえで、ご相談も遠慮なくしていただきたいとのお話もあり、勉強会後も、個人的に質問をされている参加者の姿も見られるなど、今後につながる貴重な勉強会になりました。

※エピペン(医師の治療を受けるまでの間、アナフィラキシー症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤)